TBGL Award 2013 発表!!

今年度TBGLで初めてプレイされたゲームの中から、独断で選考した各賞の発表!
(対象期間:Dec_2012〜Nov_2013)

 さぁ今年もひっそりとTBGLアワードを発表する時期になりました。TBGLアワードは2012年のエッセン発表作から2013年のエッセン開催直前まで”TBGLで遊ばれたゲーム"の中から選んでいます(発売じゃないよ!)。毎年毎年面白いゲームが発売されて、もうアイデアは出尽くしたんじゃないかと思っていますけど、今年のラインナップも他の年に負けない名作が揃っていますね(勿論個人的な主観で。”個人的な主観で”とか、”所属する団体とは関係ありません”とか凄くお役所的でいいので責任逃れのためにこれから多用しようと思います)。というか、どうせ大賞に選んでる作品は毎年ほぼ無冠に終わるんで世間の動向にはなんの影響も与えない筈です。それじゃー早速HAPYOU!

Best Expert Game Award

キーフラワー(Key Flower)

作者:Sebastian Bleasdale, Richard Breese
発表年:2012年
その他受賞歴:2012 Jogo do Ano, Meeples' Choice

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 粒ぞろいだったエキスパートゲームの中で、栄冠に輝いたのはキーシリーズの最新作、R&D Gamesの「キーフラワー」。

 キーシリーズとして発表されてきた歴代の作品は、一線級というよりは作者の趣味に近いような部分も垣間見える家族制手工業なシリーズでした。でもここにクニツィアの弟子ことセバスチャン・ブリースデールが加わったことによって最高傑作の発表に至りましたね。

詳しい紹介へのリンク


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 まだちょっと荒削りな部分も感じる作品ですけど。キープル(ミープル)をリソースとして駒の色をマストフォローさせてタイルを競り合う。そしてその効果までもがマストフォロー。他人のタイルの利用まで色で縛れて…本当にシビレました。最近拡張も発売されてこちらも楽しみ。しばらく市場から無くなる事はなさそうですけど、手元に置いておいて損のないゲームだと思います!

次点:ツォルキン

ツォルキン(TZOLK'IN)

TZOLKIN-1-2.jpgTZOLKIN-1-2.jpgワーカープレイスメントはどこまでいくのか
 実は結構悩みました。完成度というかディベロップメントの具合はこちらの方がキーフラワーよりも上だと思います。ワーカープレイスメントゲームの1つの境地、ワーカーを置くスペースが動いて、我慢する程に強力なアクションができるというワクワク感がたまりませんね。ボードの豪華さもさることながら、用いられているアイコンの分かり易さも秀逸です。(画像クリックで当時のReviewへ)

次点:カッラーラの宮殿

カッラーラの宮殿(The palace of Carrara)

carrara05.jpgcarrara05.jpg安心と信頼のコンビ、昔はクソゲーも作ってたけどね
 クラマー卿とキースリング博士の合作。目新しさは少ないものの、古き良きドイツゲームとはなんだったのか、ここに帰ってくればわかります。お得意の円を利用したシステムでセットコレクション。最終目的のカードの組み合わせが無限に用意されており、何度も何度も楽しめるのが親切。プレイ人数を選ばずに楽しめるのもオススメのポイント。奇抜さがない分、エキスパート向けゲームへの入り口として最適じゃないでしょうか。難易度も選択できますしね。(画像クリックで当時のReviewへ)

Best Family Game Award

古代ローマの新しいゲーム 完全日本語版

作者:Knizia Reiner
発表年:2012年(原版1994年)
その他受賞歴:なし

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 主にリオグランデ系などのゲームを独自に輸入して国内ショップに卸していたニューゲームズオーダーは近年、絶版となった名作ゲームの日本語版での復刻に力を注いでいます。

 そんな中でもこれはグッジョブ!と言わざるを得ない作品。中身は言わずと知れた巨匠ライナー・クニツィアのゲームがオムニバスで、それぞれが一つのパッケージとして発売されてもおかしくない(実際、幾つかはリメイクされて発売されている)出来です。偉業。

コメント


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 何が凄いって、国会図書館にも所蔵されているという噂の日本語版小冊子が同時に復刻されて同梱されているところ。コレ一つあればゲーム会できます。1万円以上した原版がお蔵入りすることになったけどグッジョブ!

次点:レジスタンス アヴァロン

レジスタンス アヴァロン(The Resistance: Avalon)

avalon.jpgavalon.jpg足りなかったアレを引っさげて、レジスタンスが帰ってきた
最近、人狼が流行ってるらしいです。ゲームマーケットでも新作のうち多くは”なんちゃら人狼”ってやつだったみたい。個人的にボードゲームという遊びが一般化するかどうかには全く興味がないのですけど、人狼は大好きです。あんまり感情が表情にでないらしく、子供の頃からCOQちゃんは詐欺師が弁護士になるといいよって言われてました(最悪)。ただ、その大好きな人狼も吊られたヒトがゲームから脱落してしまう問題を抱えていて、心優しいCOQちゃんには荷が重かったのです。そんな中、それを克服して、さらにゲームマスターまで不要にした画期的人狼ゲームが登場しました。それがレジスタンス。しかし、レジスタンスには役職カードが無く、どうしてもゲームが平坦になりがち。そして現れたのが絶妙な役職カードを搭載した完全版。レジスタンスアヴァロンです。人狼系はこれだけ持ってればケイオツ。ファミリーゲームっていうのはどうかなぁってことで次点。
(画像クリックで当時のReviewへ)

Best 2P Game Award

キャットファーザー(The Catfather)

作者:大気圏内ゲームズ
発表年:2013年
その他受賞歴:なし

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 普段TBGLでは同人ゲームは滅多に扱わないのですけど、ゲームマーケットで購入したこのゲームはCOQ家の歴史を変えてくれたので特別に。

 どういうゲームかはジョーコデルモンドの紹介記事を参考にしてもらうとして、エレガントでシャレオツな絵とシンプルなルール。そしてルールとストーリーのマッチング(ボスが流れ弾にあたるとか)がとても良い。これを500円で発売したのは衝撃的でしたね。

詳しい紹介へのリンク


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 長年ゲームを流し目で見ていたうちのヨメのヒトがこの猫に惚れたらしく、ここから別のゲームにも興味をもったみたい。今まで信じていませんでしたが、何かキッカケがあると人は変わる物なのかもしれません。ルールとストーリーがマッチしてるってのは女性にとって大事な要素なんですってよ。(画像クリックで大気圏内ゲームズのサイトへ)

Golden Raspberry Award

1969

作者:Aureliano Buonfinoら
発表年:2012年
その他受賞歴:無冠

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 ダンジョンファイターやホースフィーバーの相次ぐ成功で、ひょっとしてイケルメーカーじゃないの?って期待を一身に背負ってそしてその重圧で姿を消したクラリオンゲームズの宇宙開発もの。

 ゲームのシステムがぶっ壊れていて、大量にカードを獲得するハメになる駄ゲー。見所は変なタンクトップを着た落ちこぼれ研究者集団のイラストのみ。

 宇宙の厳しさを知るのには良いかもしれない。宇宙では、どんなクソゲーに出会っても誰も助けてくれませんから!

詳しい紹介へのリンク


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 発売直後に直輸入したのですが、こういうゲームを弾いてくれる国内ショップのありがたさを感じました。でも、ここまでの駄ゲーだと色々とプレイのお声もかかり、別の意味で楽しめました。これがきっかけでカジノロワイヤルの面々と遊ぶことになるなんて思いもしませんでしたよ。このゲームは2版をキックスターターでファンディングしていてノーマネーでフィニッシュしてましたね。イケナイ・カシージャス!(画像クリックで当時のReviewへ)