dixit.jpg17-Nov-2010 ボードゲーム レビュー


ディクシット

作者:Jean-Louis Roubira
3〜6人用
対象年齢:8歳以上

何を言ったかじゃない、
どう理解されたかが重要なんだ。

 2010年のドイツゲーム大賞受賞作「ディクシット」です。
 フランス産のゲームのようです。最近のフランス産のゲームは、なんだかやわらかい、物語を語るようなゲームが多いようです。

 このゲームでは、84枚のユニークな絵の書かれたカードを使用します。
1人のプレイヤーが語り手となり、自分の6枚の手札の中から1枚を選び、そのカードを連想させる文を全員に伝えます。この文は、ただ一言でも、長い文章でも、時には擬音でもかまいません。

 次に、他のプレイヤーは自分の手札から「語り手の文」に最もマッチしていると思うカードを選びます。

 一旦、選ばれた全てのカードを語り手に裏向きに渡した後、語り手がシャッフルして公開し、語り手以外のプレイヤーが「語り手が最初に選んだカード」だと思うものに投票します。

 この時、全員が語り手のカードを当ててしまうと、語り手は得点を得る事ができません。また、語り手のカードを誰も当てる事ができなくても語り手は得点を得る事ができません。
 一方、他のプレイヤーは、語り手のカードを当てた場合と、誰かが自分のカードに投票してくれた場合に得点をすることができます。

 難しい文や、やさしすぎる文を使うと勝てない、巧いシステムです。

 この得点を沢山稼いだプレイヤーが勝利します。

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 自宅ゲーム会にて、ヒロシ、カジ、JJと4人プレイをしてみました。

 まず驚いたのは、立派なカード。通常のカード倍ぐらいある大きさのカードに、素敵な絵が書いてあります。しかも、84枚全て違う絵です。素晴らしい。箱はそのまま得点ボードになっており、中央にカードがスッポリと入るカード捨てつき。コンポーネントも凝っています。

 このレビューでは趣向を変えて、実際のカードを見ていきましょう。












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得点ボードとカード捨てを兼ねる箱

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  まず最初に、カジが語り手となり、「さよなら」という文で選ばれたカード達。
 カードは左から順番に1・2・3・4と順番をつけます。

 同じカードは一枚もないので、手札にもよりますが、人それぞれ感じ方って違うんだな〜と感心します。
 ちなみに、左から2番目が私のカード。3番目は怪獣に喰われそうなヒトですね。
これで「さよなら」って、そんな残酷な人間とは仲良くなれそうもありません。

 このラウンドの正解は・・・「1」番 クマが涙を流しています。
全員正解、カジ0点。素直だなぁ〜。


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 次はヒロシ、「パーティ」という文で選ばれたカード達。

 これまた簡単すぎ、全員が「2」を選んで正解。ヒロシ0点。
 しかし、JJの出した「4」はどこがパーティなんだろう。JJは大分県出身だけど、大分風?
 ちなみに自分は「3」を出しました。


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 こちらは、JJが語り手となり、「明日」という文で選ばれたカード達。

 4枚とも微妙な絵で、どの明日も選びたくない感じ。ちなみに自分のカードは「4」。

 正解は「3」でした。やっぱりわかりずらいよJJ。結局、誰も正解できず、JJ 0点。
 その分、カジとヒロシが4に投票し、自分が点数獲得。
 しかし、2番で「明日」って、先輩として心配になっちゃいます。
ヒロシとカジのどちらがだしたのだろう。

 今、書いてて気付きました。ひょっとして、JJは次の日デートだったのかな??
 だとしたら、幸せそうで微笑ましいが、やっぱりわかりずらい。


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 再び、ヒロシが語り手となり、「月曜の俺」という文で選ばれたカード達。

 どうやら、ヒロシはこの前の日、会議でこてんぱんにやられ、「月曜日」に大きな仕事を残したらしい。
 そこで、選ばれたのがこのカード達。暗いのばっか(笑)大丈夫かこの会社。

 結局、正解は「2」 当たりました。「1」はあまりに簡単。「3」は自分のでした。

 このレビューを上司にみせたら、何か変わるんじゃない?ヒロシ。


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 そして最後、JJが語り手となり、「カジ」という文で選ばれたカード達。

 「1」のオルゴールの家みたいなところに一人残された少年は良いとして、それ以外のカジのイメージって一体・・。

 「1」一人でインドアな少年。
 「2」燃える心臓。
 「3」イカサマしそうなサイコロ野郎。
 「4」インチキ臭い、下半身が女性のおっさん。

 さあ、カジはどれでしょう。どのカジも文字で書くとパッとしませんね。
 このラウンドで自分の出したカードは「2」火事つながりのつもりでした。

 結局正解は、「1」 見事当たりました。
 しかも、火事インスピを感じた別のプレイヤーが居たため、二重得点。

 「4」を選んだ人が居なくて良かった。

 結局、私が最高得点で勝利。終始笑いの絶えない楽しいゲームでした。


オススメ度:★★★★★★★★★☆
初心者にも!
子供と一緒に!

 流石、大賞受賞作。鉄板の面白さです。まだ、初見のヒトとプレイしたことはないのですが、身内でやるには最高のゲームですね。
 カードはサイズが大きく、素敵な絵を一層素敵に見せます。低年齢の子供から楽しめるゲームだと思いますが、大人同士でもとても面白いです。
 よくよく絵を見ると、色々とイメージ出来るように工夫して描かれていることが伝わってきます。不思議な絵が多いのですね。

 唯一、☆になった原因は、実は得点ボードです。良くできているのですが、こいつがかさ張るお陰でカードを中央に置く事ができません。外周が得点で中央に見やすくカードを配置できる仕様だったら、10点満点をつけたと思います。
 買って損は無い、傑作です。