Hawaii.jpg08-Jan-2012 ボードゲーム レビュー


ハワイ

作者:Greg Daigle
2〜5人用
対象年齢:10歳以上

年末年始は(ハンスの)ハワイで過ごそう

2011年のエッセンで発表された幸せのハンス社「ハワイ」です。
ハンスの発表作はこれとストーンエイジ拡張がメインだったと思います。

プレイヤーはハワイの島で自分の村の発展を目指します。
リソースを駆使して酋長駒を動かし、島の各地から村のパーツを集めていくのです。

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各自に配られるL字型の個人ボードの列に、村のパーツを配置していきます。
パーツには、酋長を動かして村のパーツを手に入れるためのリソース産生や、
最終得点計算時に勝利点を与えるもの、プレイの手助けになる特殊能力等があります。

並べたパーツ全てが得点になるわけではありません。
上部に配置する「ティキ(顔の置物のようなもの)」に届いた列のみが得点されるというところが悩ましいです。
(上の写真では、2列目のみが得点対象となります)

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村のパーツを集める島のメインボードがこちら。
枠を組み、中央の部分をランダムに配置する仕様なので、毎回違うマップとなります。
島の周囲は得点ボードとなっています。

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村のパーツの値段は毎ラウンド変化します。
値段を決めるタイル自体にも勝利点を与える効果がいくつか仕込まれています。
裏面は魚となっており、一定の条件下で浜辺に配置され、釣りを行うこともできます。

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その他、カヌーを手に入れればさらに強力な効果を持つ外部の離れ小島へと漕ぎだせます。
後半はこれの奪い合いも発生するので、さらに熱い戦いとなります。

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各自のリソースを隠すつい立ての出来がすごく良く、気分がでます。
全体的に、コンポーネントやルールの工夫具合に気合いが垣間見えて、非常に好感の持てる作品です。

村のパーツの得点計算を終えて、最も勝利点を獲得していたプレイヤーが勝利します。

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じゃむたんゲーム会にて
karokuさん、ふうかさん、さんとプレイ。
COQは緑色。

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今回のハワイ島はこんな感じ。
ゲームマットがスカイブルー仕様なので、本当に島みたいでいい感じ。

スタPはさんから。
開始直後は資源が潤沢、スタPはかなり有利。
その分、最初だけプレイ順によるリソースの分配がある。

酋長駒の移動は足型のリソースを支払い、パーツの購入には貝のリソースを支払う。
村で産生される果物は、どちらにも利用できるというのが基本。

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開始の合図で手番順に八方へ散らばる面々。
予想通り、スタPのさんが、移動コストを最大1にするという超強力な神様の像を手に入れる。
”スタP有利”の大合唱で幕を開けるハワイ島の戦い。

パーツは両面仕様となっており、倍の金額を支払うと同系列の強力なパーツを手に入れることができる。

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島を見回して、比較的安価な上で強いパーツを探してみる。
すると、槍のマークの値段チップを手に入れた時に勝利点を獲得できるものがお買い得。
初手で槍プレイを選択することに決定し、倍のお金を払って購入。

パーツの値段を示すチップには通常と槍仕様の2種があり、
パーツの購入とともに、値段チップの獲得もできるのだ。

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次のラウンドも、同じパーツを購入してセット。
同じ列に同種のパーツは置けないので、別の列に配置せざるを得ない。

これで槍つき値段チップが1つ4勝利点と破格の仕様になった。

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あとは、島に散らばる槍付きのチップを重点的に狙いながら、
リソースを産出するパーツを集めていく。

序盤はリソースが自動的に配られるが、次第に配られるリソースが少なくなるので、
自前でなんとかできるようにしておかないと、終盤身動きが取れなくなる。

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ジワジワと増えるCOQ村の建物達。
一番上の列は、ティキ像に届いているので最後の得点計算に反映されるようになった。

サーファーと舟を得点に換えるパーツも手に入ったので、カヌーを1艘増やして外の島も狙ってみる。

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時を同じくして、karokuさん、さんとCOQは離れ小島へと漕ぎだして、追加のリソースを獲得。

今回は、小島へ行けるだけの舟が揃うタイミングがほぼ同じだったので、
争う様に小島を奪い合う形に。

そんな中、ふうかさんはムサい男共が集う浜辺を避け、のんびりと島でショッピングを楽しむ。

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そうこうしているうちにゲームは佳境。
リソースの全てを槍付き値段チップに突っ込む毎日。

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その甲斐あって、COQの駒は他に大きく差をつけて進む展開。
しかし、COQが槍付きにかまけた分、他のプレイヤーは終了時の得点に全てを掛けてくる。
このリードを守りきれるだろうか??

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COQ村の最終状態。
足のリソース1つを残し、全てをパーツに換えて天命を待つ。

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結果、karokuさんに差を詰められるも、辛くも逃げ切ってCOQの勝利。
槍付きで得点4点は阻止しなければだめなくらい強いですね。

第一ラウンドのスタPで一斉を風靡した侍さんは、移動コストほぼ0の利点を活かせずに、
ゲーム終了時には普通の人となって馬群に沈んでいました。

プレイ時間:72分

オススメ度:★★★★★★★★☆☆

凄く丁寧に、手抜き無く作られたゲームという印象です。
コンポーネントは箱にぎっしりと詰められ、その1つ1つに手抜きがありません。これだけのコンポーネントを揃えて、敢えて5人対応としたことにも好感が持てます。(足のリソースの駒は社長のあのゲームの売れ残りという噂もありますが…)。

コンポーネントだけでなく、ルールにも随所に光るアイデアが散りばめられています。パーツの値段を決めるシステム、徒歩とカヌーでの移動システム、獲得した値段チップが決める各ラウンドの勝利点等、挙げれば枚挙に暇がありません。それでいて、プレイ感はさほど重くなく、アートワークの南国感と相まってほのぼのとしてさえいます。個人ボードでの得点ルール骨格がしっかりとしており、リーズナブルなことが下支えしていると思います。

想像の範囲を飛び出さない程度のテリトリーで、最終形をイメージしながら進める手なりのプレイが楽しいです。
意外性はありませんが、安心して楽しめます。

個人ボードは少しキースリングのヴァイキングに似てるかな。
メーカーとデザイナーの気合いを感じる良作です。

追記:Spieleboxに付属していた拡張キットのルール和訳
新しい神様と島が2枚ずつ、5〜6点の新チップ、最終ラウンド用チップ1枚。最初に元の5〜6点チップを脇に避けて代わりに新チップ。新チップの裏には魚が2匹書かれていて、釣りで獲得した場合には、ゲーム終了まで毎ラウンド魚2匹として利用できる。新しい神様は、村に置くと直ちにフルーツ1つ(裏面は2つ)、ゲーム終了時に新魚チップ1枚につきX点。島チップは書いてある物をそのまま貰える。最終ラウンド用のチップは、プレイヤー順決定マスにチップを置く時に、最終ラウンドのみ最初のマスにこれを置く。槍と勝利点2点が手に入る仕組み。魚釣りがちょっと人気になる拡張。旧チップは新チップが”釣られたら”対応するヤツを袋に入れます。


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満載のコンポーネント