Jekyll.jpg23-Apr-2012 ボードゲーム レビュー


ジキルとハイド

作者:Wolfgang Werner
3〜4人用
対象年齢:10歳以上

ありのままの自分でいることは、
       人生ただ1つの目標である

知る人ぞ知る、チーム戦トリックテイクの怪作「ジキルとハイド」です。
隠れた名作として有名でしたが、中々手に入れる機会がありませんでした。

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使用するのはジキルチームとハイドチーム各14枚ずつ計28枚のカードです。
これを全て混ぜ、各自に配ります。

ゲームは「ごいた」等と同じように、チームメイトと斜向いに座って行います。

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配られたカードを順番に1枚ずつ出していき、カードの強さによってトリックを獲得します。
全てのカードを使い切ったら、チームごとに獲得したカードを集計し、得点を計算します。

獲得得点が規定を超えればそのチームの勝利です。

コレだけ聞くと、なんの変哲もないゲームに思えますが…

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このゲームのポイントは、ジキルチームとハイドチームのカードを混ぜて配るというところです。

そして、ジキルチームはジキルカードを、ハイドチームはハイドカードを出す必要があります。
この時、カードは自分の手札から出さなくてもかまわないのです。

つまり、自分以外のプレイヤーを指定することができるのです。
(その為に、カードの裏面はどちらのチームのカードかわかるようになっています)

ただし、どのカードを出すかまでは指定することができません。

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カードは切り札的カードの「変身」、A~Eの序列がついた中堅カード、得点の高い情景カード、そして得点を乗算的に増やす行為カードの4種類。

「変身」は全てのカードに勝つことが出来ますが、トリックは次回持ち越し。

中堅カードはそれなりに強いのですが、得点が低い。

情景カードは得点が高いですが、中々勝てない。

という特徴を持っています。

最終的に獲得したカードはチームに関係なく殆ど得点になりますが、
行為カードのみは自分のチームのものしか効果がありません。

しかも、3枚ある自チームの行為カードを1枚も獲得することができないと、
そのディールの得点は0点になってしまいます。

こうして、得点を集計し、最初に決めていた得点を達成したチームが勝利します。

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箱の中には、ルールブックと共に、各カードに描かれたシーンを説明するブックレットが同梱されています。

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TBGL宮原ゲーム会にて、MOGさん、海賊船さん、Kunさんと4人プレイ。

COQ&Kunチーム vs MOG&海賊船チーム

善良な市民のCOQは、当然ジキル博士チーム。
薬飲んで暴力なんて、とてもとても…。

規定の点数は500点に設定してスタート。

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序盤、取り敢えずは手札からカードをだして順調にトリックを獲得。
手前がCOQ、向かいがKunさん、左が海賊船さんで、右がMOGさんです。

第1ディールは順調そのもの。

126対16

ゲーム中は当然、チームメイトと意思疎通を図ることは禁止されてる。

MOG「海賊船さんあそこでアレだしてくれなきゃー。」
海賊船「そんなのわかったらエスパーですよ。」

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次のディール。
MOGさんが、変身以外では最も強いカードを出してトリックの獲得を企てる。

COQの手札にこれにかなうカードは無い…
そこで悩む、こうなったら他の3人にカードを出させるしかないが。

他チームのメンバーは、こちらのチームのカードを複数持っていれば、
当然自分に有利になるようにカードを出してくるだろう。

そこで、ここはチームメイトのKunさんにかけてみる。

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すると、ここで起死回生の変身カード。
これで相手チーム折角の最強カードは台無し。

…しかし、ここからが転落人生。
何をやってもうまくいかず、相手を指定すればロクなカードが出てこないし、
自分が指定された時にもロクなカードが出せない。

挙句に、他チームを指定したら、得点に絶対必要なカードを殺される。

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結果、

176対254

と大差を付けられる展開。

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しかし、その後コツを掴んで波にのるCOQ&Kunチーム。

相手に選択の余地が無くなるように誘導し、ここぞで指定してカードをださせる。
カード運も味方して脅威の追い上げをみせる。

487対298

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最後は少し追い上げられるも、勝つために必要な得点を奪って逆転勝利!

501対447

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最後はカードを使って記念撮影。

逆転勝利に驚くCOQに余裕なKunさん。
そして、まさかの逆転に頭を抱えるMOGさん。

あれ? 海賊船さんは??

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息をしていませんでした。

COQ&Kun:501(勝利) MOG&海賊船:447

プレイ時間 75分

オススメ度:★★★★★★★★☆☆

意思疎通がウマくいかず、何をやっても裏目ばっかり。そんな息を止めてゲームをしているような重苦しい展開の中、何かのキッカケで思考がはまりはじめ、場を支配しているような展開が訪れる。起死回生のトリック、その一瞬のためだけに今まで息を止めてきた。

そんなイメージのチーム戦トリックテイキングゲームでした。得点を得る為には絶対に獲得しなければならないカードがあるけれど(行為カード)、そのカードは最弱のため、チームメイトの協力が不可欠という縛りと、自チームのカードであれば誰が出しても良いというルールが秀逸です。

ほぼ4人専用というところがネックですが、捻りの利いたルールが演出するプレイ中の重苦しい雰囲気と開放感はクセになりそうです。Tichuなどと比べると、カード枚数が少ないことが熱中度を高める良い要因になっているように感じました。

面白いです。

テーマ的に、プレイ中にチームが入れ替わったりするのかと思っていましたが、全然違いました。元々はトワイライトというゲームが2002年にリメイクされたようです。






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