jungle_speed.jpg14-Nov-2010 ボードゲーム レビュー


ジャングルスピード

作者:Thomas Vuarchex
   Pierric Yakovenko
2〜80人用
対象年齢:7歳以上

トーテムと共にあらんことを!

 アスモディー社の「ジャングルスピード」です。
 かなり売れている様なので、ずっと気になっていました。箱と中に入っている巾着袋の色が数種類あるみたいですが、ゲームは一緒です。

 このゲームでは、「トーテム」と呼ばれる黄色い樹脂製のシンボルをテーブル中央に置き、総計80枚のカードを各プレイヤーに均等に配ります。これを時計回りに1枚ずつめくっていき、自分の前の場に山を作っていきます。カードをめくる時は、片手しか使用できず、自分とは反対側に先に見えるようにめくらなければなりません。

 そして、もしも自分のめくったカードが、他のプレイヤーのカードと同じ図形のカードだった場合、「決闘」が発生します。決闘は、先にトーテムをゲットしたほうの勝ちで、負けたプレイヤーは、自分と決闘相手のオープンになっているカードとトーテムの下にあるカード(決闘の際、トーテムが弾き飛ばされたりした時に、誰のせいでそうなったのかわからない場合や、一斉決闘に勝利した場合は、カードをトーテムの下に置く)を全て引き取らなくてはいけません。また、お手つきをした場合はもっと厳しく、全ての表向けられているカードを引き取らなくてはなりません。

 その他にも、一斉に決闘になるカード、図形ではなくて色が決闘の合図になるカードなどの特殊カードが混じっています。
 自分のカードを場も含めて全て無くせば勝利です。

 一瞬の判断、反射神経、そして動きの機敏さが求められる、パーティゲームの傑作です。

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 自宅ゲーム会にて、ヒロシ、カジ、JJと4人プレイをしてみました。

 トーテムを中央に配置してゲームスタート。トーテムは樹脂で出来ており、かなり乱暴に扱っても、ビクともしない良い出来です。

 特にカードを確認しないで始めたため、微妙な図形の違いに次々とはまり、一進一退の展開。本当に、微妙な違いなのです。特に私は、直前にビールを嗜んでいたため、ほとんど同じ図形に見えました。正直、一進一退過ぎて、カードを全部無くすなんて、何時間かかるんだろうと思ってました。

 しかし、ゲームに慣れてきたカジが徐々に頭角を表し、ほとんど才能と言っても良いくらい、正確なトーテム捌きを見せ始めます。この辺りから、全員がトーテムに集中し、四角いテーブルを挟んで、刺すか刺されるかの勝負モード。ここで誰からとも無く、ガチの勝負が提案されます。

カジ「じゃあカードをめくるプレイヤーはトーテムが近くてずるいので、左手でめくって、各自膝に置いた右手でトーテムを取ることにしましょうよ、でも膝を立てるのは反則ってことで。」

 話をまとめるカジ。
 そしてここから突如、ガチヴァリアント適用。さらには、決闘ではない状況でピクッと反応しただけでもお手つきという、厳しい判定も適用されることに。

COQ「メジャーリーグの判定みたいだな」

 全員無視。少し寂しい。

 そして、カジはクラウチングスタートのような姿勢でトーテムを絶えず狙う。しかも、カジの爪はいやらしいくらい長く、まともにやり合ったら、分が悪い。この日のために、伸ばし続けていたのだろうか。

COQ「影慶って親戚いる?」
カジ「??」
COQ「毒手だよ、毒手。一生懸命毒に浸けた?」
カジ「??」

 大して年は違わないが、世代の違いだろうか。ジョークも通じないまま、カジの独走。JJがなんとか食らいつこうとするが、場にかなりの枚数が貯まった重要な局面で微妙な図形に「ピクっ」と一瞬反応してしまう。

COQ「判定は?」
ヒロシ&カジ「アウトーッ!」

 大量のカードを抱えたJJと元々ぱっとしない私は既に勝負の蚊帳の外。ヒロシとカジの一騎打ちの展開となる。
 終盤、ヒロシがなんとかくらいつくが、カジがそのヒロシとの決闘を制し、最後の札をヒロシに押し付けて勝利。

カジ「これ面白いです。爪切ってゴム手袋して激しくやりたいです。」

 「トーテムを奪い合って突き指」って聞くだけだとちょっと冒険者。

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆
初心者にも!
子供と一緒に!

 いや、本当にこの微妙な違いを一瞬で判断するのって結構難しいです。特に、自分のカードをめくる時は、相手全部のカードを気にしなければいけないので大変。鬼門です。軽めのゲームだと思って始めましたが、終了時には重量級のゲームをプレイした時のように頭が疲れていました。

 ちょっと難点ですが、(座る位置で調整出来るのかもしれませんが)このゲームを偶数のプレイヤーでプレイする時は要注意です。なぜなら、対面のプレイヤーのカードがトーテムで良く見えません。この辺が改善されるとさらに集中できるようになりますね。あと、外箱がぺらぺらです。海外から輸入する際は要注意。

 また、爪を切って、あまり激しくトーテムを奪い合わないように気をつけないと、怪我をしてしまうかもしれないので、要注意です。親しい友人か家族とやるのに適しているかもしれませんね。
 あ、でもスキー旅行にでも持っていけば、意中の女の子と手が触れ合えちゃうかもしれないですね。カジ、必要な時は何時でも貸すよ!
 May the totem be with you!!




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中には立派な巾着袋が入っています。
全てこの中に収納出来るようになっています。

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これが「トーテム」実に握りやすい材質。

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こんな感じでゲームスタート。
対面のカードが少し見えにくいイメージがわかりますね。

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わかりますか?この違い。
色も違いますが、図形も微妙に違います。
一瞬で判断するのは結構つらい!

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クラウチングスタートのように構えるカジ。
そして、私の手札は盛り沢山(泣)。
低い姿勢がいいんだそうです。




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なんと日本語版もでました。