nefarious.jpg17-Nov-2011 ボードゲーム レビュー


Nefarious(マッドサイエンティストゲーム)

作者:Donald X. Vaccarino
2〜6人用
対象年齢:8歳以上

充分な長さの棒と足場さえあれば、
       地球さえも動かして見せよう!

俺の発明した火山活性装置や害虫駆除光線であんなに喜んだくせに!
学会から俺を追い出すなんて、なんてわからない連中だ!
よーし!この発明の力を悪いことに使ってやるっ!

というわけで2011のエッセンで発表されたマッドな発明ゲーム「Nefarious」です。
作者は、なんとドミニオンのVaccarinoです。

アスコラゲームズというドマイナーなメーカーからひっそりと発売。

ゲームでは、両隣のプレイヤーの動向を予測しながら、世間をあっと言わせる発明を次々に公開していきます。

nefarious1.jpg(クリックすると拡大します)
こちらが、発明の舞台となる個人ボード。
隠れ家ボードという名前から、裏びれた感じが伝わってきます。
左側には、ラウンドの進行が、上には4つの投資マスが、下にはお金を置く地下金庫スペースがあります。

ゲームは、

1.4種類のアクションカード同時選択
2.投資マスが的中すれば研究資金獲得
3.①〜④のアクション実行
4.勝利点チェック

というラウンドを繰り返します。

nefarious2.jpg(クリックすると拡大します)
アクションカードはこの4枚。
左から、投資、発明、調査、アルバイト。

投資では、5つある自分の手下駒を投資マスの何れかに配置します。
次のラウンドから、配置しているマスのアクションカードを両隣のプレイヤーが選択すれば、お金が貰えます。
手下駒を投資マスに配置するには、少しだけお金がかかります。

nefarious3.jpg(クリックすると拡大します)
発明では、手札から発明カードを1枚だし、発明にかかる資金を支払います。
発明と同時に、自分や他のプレイヤーに影響する効果が発動します。

発明内容は、目つぶしや透視眼鏡なんて馬鹿げたものから、津波発生装置などという恐ろしいものまであります。
どれも、素敵なイラストが書かれており、効果と相まって、中々笑えます。

下部左に書かれている数字が勝利点。
これの個人合計が20点を超えると、ゲーム終了となります。

nefarious4.jpg(クリックすると拡大します)
投資マスに配置する駒はこんな感じ。
一番左の投資マスに配置する時のみ、無料で配置できます。

せむし男みたいな駒ですね。

nefarious5.jpg(クリックすると拡大します)
最後に、ねじれカード。
新聞少年が号外!号外!といいながら配っている裏面の中身は、ゲームのルールカード。
毎ゲーム、これをランダムに2枚表向けてルールを決定します。

例えば、毎ラウンド開始時にお金が貰えるとか、発明マスに配置した手下駒は倍になるとか。

詳しいルールはこちらに公開しておきましたので、ご興味のある方はどうぞ。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

TBGL 宮原ゲーム会にて
フォルテさん、タクトさん、流さん、海賊船さん、Jossさんと6人プレイ。
6人までプレイできるのはゲーム会で重宝しますね。

COQ「ドミニオン作ったヒトのゲームです。」

COQ「大事なので2度言います、ドミニオン作ったヒトのゲ―ムです(笑)。」

nefarious1-1.jpg
今回のルール。
・ラウンドの最初に2金貰える。
・効果が白紙の発明をした場合は、以前の自分の発明の効果を適用する。

お金が毎回増えるので、スピーディな展開が予測される。

nefarious1-2.jpg
COQの初手の手札。
宇宙エスカレーターに、タイムマシンと胸躍る発明カードが揃うが、いかんせん金がない。

研究はCOQの本職。
負ける訳にはいかない。

世界に復讐してやるっ!
一緒に付いてきたから入れるんだと思って、チョコレートをコーヒーに入れた僕を大笑いしたフランス人に!
5ユーロ以下はカード使えないって、指で天井差すだけのレジ係に(普通、そんなとこ見るか?)!
なんて個人的恨みを抱えながらゲームに臨むとなおよろしい。

nefarious1-3.jpg
しかし、無い袖は振れないのでひっそりと部下を配置。
周りを見渡すと、同じような行動を取るもの、安めの発明を発明するものなど半々くらい。

一応、初期資金もあるので、カード運次第ではショボイ発明もできる。
ちなみに、Nefariousも発明できる(必要資金は0金)。

別に、Nefariousがショボイって言っている訳ではない。

nefarious1-4.jpg
手始めに、COQ博士の最初の発明にはナノロボットを。
カードを2枚ひいて2枚捨てるという能力。

nefarious1-5.jpg
続けて、自分だけお金を貰い他人はお金を捨てさせるという「毒の花」を発明。

「マジ!?やらしー。発明しようと思ってたのに!」

ンっンーいい響きだ、心が洗われるようだぜ。

nefarious1-6.jpg
と同時に、流博士のラボで画期的発明「目つぶし光線」が発明される。
なんと、自分も含め、全員がお金を捨てるという珍発明。

しかも、以後なにやら発明を躊躇していると思ったら、白紙効果の発明カードしか発明できないらしい。
ということは、それを発明したらまたフラッシュ(笑)。

旨いものを食べた味王を見る人のようなシュールな発明に釘付け。

そういえば、火薬を発明したヒトは直後に爆発して死んだと聞くが。

珍発明を揶揄し合うのが案外楽しい。

nefarious1-9.jpg
順調に発明を重ね、透明化光線など4種類を世に送り出す。
博士!背中が透けています!

nefarious1-10.jpg
しかし、そんな冗談を言っているうちにフォルテさんが18点でほぼリーチ。
しかも、資金もそれなりにありそうだ。
これはまずい。

nefarious1-11.jpg
しかたないので、白紙効果の発明を行い、お金を奪う効果を再発動させる。

nefarious1-12.jpg
だが、ギリギリ20点に届く別カードも用意していた模様。
ここでフォルテ博士が20点に到達したので、ゲームはこのラウンドで終了。

フォルテ博士は20点を超えるカードを用意していたらしいが、所持金を減らされたお陰で20点となったらしい。

愛玩雪男やら、目つぶし光線やら、イグノーベル賞ものの発明ばかりをしていた流博士がなぜ勝利したのかは未だに不明。

流博士:20(9金) フォルテ博士:20(2金) タクト博士(19) COQ博士(18) 海賊船博士(14) JOSS博士(11)

プレイ時間:40分

オススメ度:★★★★★★★★☆☆ About.png一押し

バカゲーの歴史がまた1ページ。
テーマはストライク、カードイラストの印象も良く、個人的に外せない作品。

程よいジョークの効いた発明品に、それなりに頷ける効果が適用されていてGOOD。カードを捨てさせられたり、お金を捨てさせられたり、狙い通りにいかないこともありますが、両隣のアクションからお金を稼ぎ、周りの動向を読んで発明をするというプロセス自体も結構面白い。荒唐無稽なゲームに見えて、ちゃんとバランスがとれているところが、流石のデザイナーというところでしょうか。

勝てる発明が出来るかどうかは所詮カード運だろという噂もあります。全部ひっくるめて笑えばいいと思うのですが、重厚な戦略ゲームを好む方はスルーしたほうが良いかもしれません。

コンポーネントの質は中々良質。箱のサイズはペルガモンと同じくらい。スリーブは、トレーディングカードサイズが合うようです。

管理人は、Boardgameshop-euから購入しました。


gamefield_banner.png
ショップへのリンク