The_City.jpg15-Nov-2011 ボードゲーム レビュー


ザ・シティ

作者:Thomas Lehmann
2〜5人用
対象年齢:10歳以上

”素早く”街をつくるゲーム

エッセン2011で発表されたアミーゴのカードゲーム新作「ザ・シティ」です。
カードをマネジメントして自分の街をつくります。。
カードは建物であり、お金でもあるというサンファン的ルールのゲーム。

Thecity1.jpg(クリックすると拡大します)
カードは沢山、箱にぎっしりと詰まっています。
スリーブはMaydayのアミーゴサイズがピッタリ。

これを手札として持ちます。

手番では、
1.建設するカードの選択
2.建設
3.収入(カードの補充)
4.勝利点の獲得
5.勝者の確認

を全員同時に行います。

Thecity2.jpg(クリックすると拡大します)
こちらがカード。
カード上部の数字が建設コストです。
コストは手札から必要枚数のカードを捨て札にして支払います。

収入では、建設したカード下部の緑アイコン横の数字合計を山札から獲得します。
勝利点は、同じ様にオレンジアイコンの横の数字合計分獲得します。

どちらも、単に数字が書いてあるものもあれば、他の建物の影響を受けるものもあります。
写真1番右の建物は、ビジネスセンターという建物1棟あたり1の収入をもたらすという具合です。

自分の建物だけでなく、他人の建物の影響を受けるものもあります。

カードの組み合わせにより、コンボが発生するという訳です。

Thecity4.jpg(クリックすると拡大します)
特殊なカードは2種類。
左の建設作業小屋は、コスト4以下の建物であれば、1手番に2つ建てられるという、
中盤から終盤にかけてのブースターカード。
右の建築家カードは、コスト0で場に出せ、収入を1与える序盤のお助けカード。

これらは共存させることができないので、序盤を有利に進めるか、終盤巻き返しを目指すか難しいところです。

こうして建物を建て、勝利点を獲得していき、最初に50勝利点を獲得したプレイヤーが現れたらゲーム終了です。

詳しいルールはこちらからどうぞ。

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TBGL宮原ゲーム会にて5人プレイ
ポーカーチップを持参していなかったので紙に得点を記載しながら。
毎ラウンド得点が累積で発生するので、得点チップを用意したほうが良いです。

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最初は5枚の手札でスタート。
これにプラスして、各自建築家を1枚ずつ持ってゲームを始める。

最初の5枚は、7枚配られた中から2枚捨てて選択する。
優柔不断な日本人にはキツい洗礼。
最初はコスト高めのカードを捨ててしまうのがオススメ。

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最初の手番では、収入/勝利点が単独で1ずつ入るというカードをプレイ。
なにも建築していない状態では、カード収入0という厳しいゲームなので、取り敢えず。

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手札を支払いにあて、残ったカード。
コスト2のカードは建てるために別のカードが建築済みの必要があるカード。

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唯一の収入で、ロクなカードを引いてこなかったので、建築家投入。
これを公開すると、建築資源小屋が建設できなくなるが、何もしないよりはマシ。

勝利点は場に公開したカードから毎ラウンド累積的に入ってくる、
したがって、出遅れると追いつけない恐怖があるのだ。

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ビジネスセンターを建てた後、次の手番でレストランを建てる。
これらは相互作用し、ビジネスセンターの数だけ収入が増える仕組み。

丁度、オフィス街にある定食屋のような位置づけだろうか。
こういったコンボを探すのも中々楽しい。

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ふと横を見ると、隣のプレイヤーは建築資源小屋を建築し、早速1手番に2軒目を建てている。

ただし、2軒建てられると言っても、コストはかかる。
これはどちらかというと、相互作用を及ぼすカードを一気に倍増させる手段として有効なようだ。

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そんなCOQの手札には、定番カードである公園が舞い込んで来た。
これは、自分の建築した建物に書かれている噴水アイコンの数だけ勝利点を得るという強力カード。
強力故に、1人1枚までしかプレイできないという制限がある程。

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緑化を進め、住み易い街を目指したCOQには副賞として勝利点5点が毎回与えられる。
しかも、以後も噴水マークが増える程に得点が増えるのだ。

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ここらで大分手札も増えてきた。
勝負は既に終盤、一気に高コストの建物を建て、勝負を決めてしまう作戦。

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噴水付きモニュメントを建設し、勝利点と噴水を大量に得る。
モニュメント自体が8、噴水で3の合計11点が毎ターン得られる勝利点に加わる。

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最後は、高層ビルを建てて勝負有り。

この手番の得点計算でCOQの勝利点は68となり、条件を満たしてゲーム終了。
噴水だらけのCOQ街が勝者となりましたとさ。

プレイ時間:30分

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆

手軽な建築ゲーム、に見える。
サンファンやレースフォーザギャラクシー等よりも軽く、ゲームのイメージも掴み易い。なにより、図柄が非常に良い出来。

しかし、カードにほんの少しだけどドイツ語依存があるのが残念。どうせアイコンを多用するなら、完全にドイツ語を排除すれば良かったのに。登場するドイツ語のリストを作成し、それを参照してもらいながらプレイしたものの、どうしてもプレイアビリティは落ちる。慣れれば見なくても大丈夫なレベルのものなのですが、不思議とアイコンは覚えられても知らない言語の単語は覚えにくいものです。

Amigoなのでメビウスゲームズが扱ってくれる可能性もありますが、上記の理由から、日本には入ってこないかもしれないゲームですね。

ゲームの内容はシンプルですが、展開はハード。得られる勝利点が累積のため、序盤に遅れを取ると挽回は難しいかも。でも、プレイ時間が短いので、負けてもPowerとかGridとかが付く名前のゲームほどつらくはないです。むしろ、カード構成を把握していくとガチゲーになり、面白くなりそう。

そう言った意味で、「早く」街を作ることが重要。ゆっくりと眺めている暇はありません!