Troyes.jpg08-Jun-2011 ボードゲーム レビュー


トロワ

作者:S Dujardin, X Georges and A Orban
2〜4人用
対象年齢:12歳以上

あまりに大きいことを避けなさい。
  小さいことを喜ぶことを忘れない様に。

期待のダイスゲーム「トロワ」の紹介です。
このゲームはサイコロを実に巧く利用したワーカープレイスメントゲームです。

ゲームの目的は、中世トロワの街で街の実力者達の要望に答えながら都市の開発に貢献し、名誉を獲得すること。

プレイヤーは影響力を駆使して自分の市民を街のリソースに配置し、その恩恵を利用して名誉点を稼ぎます。

街は大きくわけて3つ、軍事/聖職/農民のエリアに分かれており、どこに注力するかはプレイヤー次第です。

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こちらがゲームボード。
上部に描かれたトロワの街は軍事(赤)、聖職(白)、農民(黄)のエリアに分かれています。
聖職のエリアの右隣にあるのは建設途中の大聖堂です。
中央広場にはそれぞれのプレイヤーの労働力(サイコロ達)がカラフルに並びます。

下段のカードの列はイベント。
毎ラウンド、ここに表示されたイベントを解決してから手番が始まります。
イベントでは、戦争が起ったり、聖職者が破門されたり…と、もう大変です。

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各プレイヤーは、3つのエリアに派遣した自分の色の市民駒の分だけ
ラウンドの最初にサイコロを振って自分の労働力とします。
それぞれのエリアに配置できる市民駒は6つまで。
すなわち、毎ラウンド合計18個のサイコロが振られる事になります。

ゲーム開始時、カタンの初期配置のように市民を置いていくのですが、
ゲームが始まったらここは容赦のないバトルロワイヤル。

サイコロの目を使用して市民駒を再配置することができるのですが、
新しい駒が配置されると、今までの駒ははじき出されてしまいます。

市民は、配置されているエリアによって農民だったり兵隊だったりするわけですが、
配置している駒の数に応じてラウンドの最初に給料を支払わなくてはならないので注意が必要です。

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さて、各エリアに配置した市民駒に応じて、対応する色のサイコロを振って自分の労働力とします。

この労働力は様々なアクションに使用します。
サイコロの目をそれぞれ対応するエリアで使用するわけです。

この時、サイコロは自分のものを使用しても他人のものを使用してもかまいません。
ただし、他人のサイコロを使用する場合には使用料を支払わなくてはなりません。
サイコロは1度に3つまで使用できるのですが、1度に使用するサイコロの個数によって使用料も変わってきます。
サイコロを沢山使用したほうが大きなアクションを行えるのですが、
同じ1つ他人のサイコロを使用するのでも総数によって値段が違うのです。
ここが実に悩ましく、そして面白いところです。

他人のサイコロを買うことができるので、振るサイコロの数が少なかったり、
出目がイマイチでも戦略上なんとかなるのも面白いところですね。

このサイコロが、カラフルで綺麗でわくわくします。

ゲームは、ラウンド開始時にサイコロで労働力を決定し、
イベントの解決
アクション(以下の中から選択)
 1.エリアへの市民の配置
 2.活動カードの活性化
 3.大聖堂の建設
 4.イベントへの対処
(サイコロが無くなるか、全員がパスするまで1アクションずつ選択して周回)
という手順で進んでいきます。

それでは、アクションの内容を少し紹介しましょう。
エリアへの市民の配置については既に述べましたので、活動カードから。

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このゲームは6ラウンドに渡って行われるわけですが、
最初の3ラウンドには活動カードというものが表向けられます。

アクションの一部はこの活動カードに対して行われます。
活動カードの左下に記載された色のサイコロの目を使用すると宣言し、
分母で割った数だけカードに書かれている効果を適用することができるようになります。

活動カードにはサイコロの目を有利にしたり、お金を稼いだりと勝利に欠かせない多彩な効果が描かれています。

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ところで、活動カードをの効果を適用する時は、お金を支払って市民駒を配置しなければなりません。
これが中々金のかかる作業で、全ての効果を無尽に使うというような無計画は許されません。
ただ、つらいことばかりではなく、市民駒は配置した順番に応じて1位と2位のプレイヤーに名誉点を与えます。
また、効果には即時効果と自分のキューブを配置しておく事により後々便利に使用できる遅発効果があります。
これらをうまく絡めないと絶対勝てません。

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さて、こちらは大聖堂。
聖職のエリアに建設中です。
プレイヤー達は、大聖堂の建設にも責務を負っています。
建設には、白サイコロの目を使用し、対応する列に自分のキューブを配置して1〜3階の階層を建設していきます。
大聖堂は、建設するとすぐにその場所に応じたボーナスが貰えるおいしい施設です。
ただし、大聖堂の建設を疎かにしていたプレイヤーはゲーム終了時に名誉点を失います。
すなわち、自分のキューブが一つも無い階層一つにつき、ゲーム終了時に罰則があるので注意が必要です。

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下段のカードの列はイベント。
毎ラウンド、赤いイベントカードが1枚めくられ、その内容に応じて白もしくは黄色のカードが1枚めくられます。
イベントでは、基本的にあまり良いことは起きません。
戦争が起ったり、誰かの市民駒がエリアから追い出されたり、お金を失ったり。

イベントに発生と対処があります。
「発生」とは、毎ラウンドの最初に上記のように新しいイベントが公開され、
以前より並んでいるイベントと合わせて強制的に適用されるものです。
この中で、戦争などの襲われ系イベントではスタPが代表して黒いサイコロを振り、
出た目を上回る様に自分の労働力を犠牲にして解決していきます。
この時、スタPから順番に目の大きい敵を解決しなければならないというルールがあり厳しいです。
ただし、自分の労働力の中に赤いサイコロがあれば、その目は倍にして解決することができるようになっています。

「対処」とは、アクションの1つとして、イベントカードの旗のようなマークに自分のキューブを配置してイベントを消去することです。
旗が全てキューブで埋まれば、そのイベントは対処されたことになり、キューブの数に応じて名誉点が分配されます。
最多貢献者は、そのカード自体も獲得することができます。

繰り返しですが、以上のように、アクションは
 1.エリアへの市民の配置
 2.活動カードの活性化
 3.大聖堂の建設
 4.イベントへの対処
の中から選択することになります。
手番順に1アクションずつ行っていき、サイコロが全て無くなるか、全員がパスを行ったら次のラウンドへ移行します。

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ゲームで名誉点を得る方法には、
 1.大聖堂の建設
 2.活動カードの利用
 3.イベントの対処
 4.ゲーム終了時のお金
があるのですが、ゲームの最後にはボーナス得点チャンスがあります。

それには、街の実力者達について説明しなければなりません。
街には6人の実力者がおり、ゲーム開始時に内緒で1枚ずつ配られます。
それぞれのカードには、終了時の特典ボーナスが記されています。
ボーナスとは、大聖堂に置いている駒の数に応じて得点…などです。

ここで重要なのは、配られた実力者はゲーム終了時、全員に適用されるという点です。
自分のものは確認が可能ですが、他人のものは、その行動から推察しなくてはなりません。
このあたりの読み合いも熱い仕様になっています。

さて、最後に。
このゲームには名誉点の他に影響点というものがあります。
これは、マジックポイントのようなもので、市民駒をストックから召還したり、
サイコロを振り直したり、サイコロをひっくり返したりという行動が行えます。
襲ってくる黒いサイコロを撃退したり、大聖堂を建設したりすると手に入ります。
この影響点にも最終ボーナスを与える実力者がいるようです。

さぁ、説明が長くなりましたが、最終的に名誉点を最も獲得したプレイヤーが勝利します。

もっと詳しい内容を知りたい方は、Board Game Geekに素晴らしい和訳が公開されていますのでそちらをどうぞ。

このゲームは公開されている和訳を元にプレイさせて頂きました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

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埼玉TBGLゲーム会にてほーまるさん、Mぎさん海賊船さんと4人プレイ。
COQは青い駒を担当。

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まずはボードの準備が整ったところ。
豊富で綺麗なコンポーネントにわくわくしますね。

右端の数字の書かれたマス目は影響点を表すトラック。
イベントの列には必ず襲われる系のカードが1枚表になっている。
(というか、ボードに印刷されている)

まずは、実力者の分配から。

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COQに配られたのは「フィレンツェの男」
すっごい胡散臭い感じの見た目だが、活動カードにのせた市民駒の数に応じて最終ボーナスを与えるという中々のカード。
活動カードに市民をのせる事自体でも得点が期待できるため、これはガンガンのせていくしかない。
しかしこれはもう、フィレンツェの男というよりも、彩の国男だ。
(参考:image.jpeg これってやっぱりミープル?)

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続いて自分の市民駒を各エリアに配置。
カタンの初期配置のように手番順と手番と逆順を繰り返して手持ちの市民を置いていく。
なるべく押し出されない位置を狙いつつ、襲撃に備えて軍事力を重めにしたりと最初から悩ましい。

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最終的にはこんな感じ。
余った場所には灰色の中立駒が置かれる。
中立駒の分はスタPがサイコロを振り、中立の労働力として働く。
使用料は銀行行き。

街の中央に自分の色に対応したディスクを置き、自分の労働力を識別できるようにする。

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そして、最初のラウンドがスタート。
各自、市民駒に応じてサイコロを振る。
出た目を変えない様に気をつけてボードに移動し、準備完了。
ボードにカラフルなサイコロが並んでいる様子が実に美しい。

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ゲームの開始時には5金が配られる。
そして、各ラウンドの最初に10金の収入がある。
この中から、労働力を雇うのに使用した給料を支払う。
軍事(赤)は2金、聖職(白)は1金、農民はタダ。
というわけで、残りは11金。

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そして、1ラウンドのイベントが表向けられ、イベント発生。
ボードに書かれたカードによってサイコロ1つが襲って来て、軍人のエリアに継承権争いが起る。
右端の「支援」は、左隣の2枚のイベントが自然に解決されていくという珍しくマイナスでは無いカード。

ところで、カードが綺麗に日本語化されているのは、47チクさんのページからシールを頂きました。
ありがとうございます。

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というわけで、イベントが発生。
継承権争いの的になって市民が1人軍事エリアからはじきだされる。

襲って来た敵は、スタPのほーまるさんが赤サイコロを犠牲にして撃退。
1影響点を得る。

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そして、アクションの選択。
ここからは、スタPから1アクションずつ行っていきます。

ほーまるさんは最初のアクションで自分の白サイコロを使用して聖職エリアに市民を配置。
そして、、はじき出されたのはCOQ駒…がっくり。
しかしこの先も、切ないくらいにはじき出されまくっていく泥沼の戦いが続くのでこのくらいでへこたれる暇は無い。

一応、死体で発見されている駒の持ち主が同一ラウンドで2回はじき出されることは無いのだが、結構凹む。
まぁ、返す刀でやり返すわけだが。

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COQは、Mぎさんのところに「6」の白サイコロが転がっていたのでこれを2金で買い取り、
「司祭」も活動カードに市民駒をのせる。

「司祭」は黄色のサイコロを使用する際に出目を+3できる強力カード。

使用するサイコロが1つならガンガン購入(2金)してしまったほうがお得。
サイコロの購入は断れないので良い目は早めにお金を払ってでも使用したほうが良いのだ。
これが、2つ3つ使用したときのうちの1つだった時には悩ましい(4金か6金!)。
ゲーム序盤、お金は結構カツカツ。

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なんたって、フィレンツェの男ですから、少々無理してでも置いていかなければ。
早めに市民を置ければ、最終ボーナスだけでなく配置による勝利点もついてくるし。

ただ、あまり露骨にやると、COQがイタリア人だということがバレてしまうので程々に。

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続いて海賊船さんがCOQと同じところに市民を配置する。
2番目に置いた為に、得られる勝利点は少し少ない。
同じリソースを支払っているのに、勝利点が少ないというのはかなり悲しい。
やはり積極的に配置を進めていかなくてはね。

そして、Mぎさんは騎士団へ駒を置く。
軍事力を鍛えてイベントの解決に道を見いだす作戦のようだ。
さては、あの実力者がバックにいるか?

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騎士団の効果は即時型。
自分のエリアにある赤いサイコロの数に応じた数のキューブをイベントカードの対処に使用できる。
従って、わざわざ自分のサイコロを使用せずに他人のサイコロを購入してのアクション。
この辺りにも、悩ましいポイントが潜んでいて面白い。

イベントの対処は貢献1位がとてもお得。
同点の場合は先置き勝ちなので、「支援」の1位はMぎさんで揺るがない。

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手番は1周し、再びスタPのほーまるさん。
ほーまるさんは、大聖堂の建設を行う。

それを見てCOQは、自分の白「4」を用いて聖職エリアへ再び市民を配置し直す。
代わりにはじき出されて悲鳴をあげる海賊船さん。

本当は、エリア上段に潜り込みたいのだが、奇数の白サイコロが無い為に断念。
聖職は大聖堂の建設にも使用できる白サイコロを振れるため、重要なエリアと考えてあえて再参入。

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さらに、3回目の手番では因果応報でほーまるさんをはじき出す。
サイコロの数だけ給料の支払いも発生するので、むやみに増やすわけにもいかないのだが、市民はタダなのでオーケー。

先に「司祭」を活性化しているので、黄色のサイコロを増やして市民系のアクションで暴れる予定。

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が、海賊船さんにはじき出されてあっという間に3体目の死体に。
そうそううまくはいかない。
コメディのように次々に市民が入れ替わる。

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ここらでめぼしいサイコロも無くなり、パスを選択するプレイヤーが増える。
パスをすると、自分のエリアに2金が置かれる。
以後、自分の手番が回ってくる度に1金が加算され、次のラウンドに移行する際に全てが手に入る。
居残りでアクションすれば、サイコロは独占できるが他のプレイヤーがお金を獲得してしまうのだ。
ここの選択も悩ましい。

全員のエリアにお金が置かれたら、次のラウンドへ。

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第2ラウンド開始。
活動カードが各エリアでオープンされて、各自が労働力のサイコロを振る。
サイコロ運の無いCOQとほーまるさんは互いを慰め合う。

でも大丈夫、他人のサイコロも買えるからと言いたいところだが、流石にちょっと凹む。

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このラウンドのスタPはCOQ
襲ってくる敵(黒サイコロ)を自前の軍隊(赤サイコロ)で撃退する。
敵の撃退は、敵の中で最大の目を選択していれば+αの選択も許される。
サイコロの目のおつりは返って来ないので、一気に撃退したほうがお得。
これで2影響点が貰える。

実は影響点も結構重要。
序盤からガンガンと活動カードに市民を配置する戦略を取ると決めたので、市民駒が沢山必要なのだ。
市民駒は2影響点を支払うことによってストックから手元にやってくる。

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イベントカードの仕業によってCOQ駒と海賊船駒がはじき出されて死体となった後、スタPのCOQから手番がスタート。

活性カードへどんどんと市民をのせていきたいところだが、お金が無い。
活性カードに市民をのせるのには結構なお金がかかるのだが、日々の収入は殆どサイコロへの給料で消えてしまう。
無い袖は振れないので自前のサイコロを2つ使用して大聖堂を建設し、勝利点の影響点を稼ぐ。
これで1階と2階は制覇。

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他のプレイヤーはイベントカードの対処を主体とした戦略を選択している模様。
イベント対処に便利な赤サイコロの目を強くする「鍛冶屋」に海賊船さんが飛び込み、
Mぎさんが騎士団の力を利用して各イベントカードに自分のキューブを並べていく。
しかも、ほぼ全てのカードで半分&先置きをしているのがうまい。

この手のゲームで他のプレイヤーと向いている方向が違うのは有り難い。

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だがそれにしても金がない。
なけなしのお金を支払って市民を「粉屋」へ送り込み、聖職エリアに配置している市民に応じたお金を回収する。
自転車操業だが、他のプレイヤーが違うところで地盤を固めている間に沢山の市民を活動カードへ送り込みたい。

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すると、ほーまるさんも赤サイコロを強化する「鍛冶屋」へ突入。
軍事に精を出す3人対COQという図式が成り立ち始める。
もはや、イタリア人であることを隠す必要もないくらいの展開。

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そして第3ラウンド、3枚目の活動カードオープン。
これで今回のゲームで使用される活動カードが全て現れた事になる。
よしッ!市民を置くぞ!

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と思ったら、イベントカードの魔の手でCOQがピンポイントに2カ所のエリアで死体に。
中立駒でエリアからプレイヤー駒をはじき出すイベントに狙い撃ちされるのは痛い。
2つはじき出されたということは、このままでは次のラウンドに振れるサイコロは2つしかなくってしまう。
これは流石になんとかしなければ…と思いながらも活動カードにも配置しなくちゃ。
さぁ、どうしよう。

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既に死体となっている駒がいるプレイヤーの駒ははじき出せないので、どのサイコロを使用するのが金銭的にも得かな、
などと考えているとMぎさんが大枚をはたいて黄色サイコロの6を3つ使用し、これまた鍛冶屋に殴り込む。
活動カードには3人目4人目も駒を置き、その能力を使用する事はできる。
ただし、当然ながら名誉点は貰えない。

軍事に集中する3人のプレイヤーと、完全に袂を分けた瞬間だ。
やはり方向性が異なっているうちに活動カードへの配置を済ませてしまいたい、とブレない戦略を目指す。

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合計18もの黄色サイコロを適用したMぎさんはいつでも発動できるキューブを6つも鍛冶屋に置く。
これで赤サイコロの合計値に+5することができる魔法が6回使える。
いやぁ、もうイベントの対処はまかせました!

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COQの手番。
サイコロも大分減ってきました。
目下の目標は市民の活動カードへの配置。
どうするのが一番効率的かなー、と考えていて良い手が閃く。

聖職エリアの3枚目の活動カード、「行進」はサイコロを一番沢山残しているプレイヤーへ名誉点を与える。
そこで、、、

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Mぎさんとほーまるさんからサイコロを1つずつ購入し、「行進」に自分の市民駒を配置して2回活性化する。
この時点で、自分のサイコロの個数が「3」で最大となったので4名誉点を得る。

名誉点を獲得しつつ市民を1番に配置し、さらに最終ボーナスも増えるという一石三鳥の手番が成功し、
この辺りから勝利を意識し始める。
システムが実に複雑に絡み合い、非常にいい味を出していて楽しい。

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続けてその隣りの「懺悔」にも市民を配置することに成功。

ヒソヒソ…「まぁ、あの人はフィレンツェの男で確定だよねー」

ヒソヒソ…「当然でしょ…」

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第4ラウンド。
活動カードへの配置に重きを置いたお陰で振ったサイコロは1つ。
非常に寂しいが、その分手元にお金が残るので、他人のサイコロを購入し易い。

このラウンドからは後半となり、新たな活動カードは現れない。
今までの戦略の集大成を見せていく戦いとなる。

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一通り襲撃やイベントをこなした後、自分で振ったサイコロの目と同じ2の目の大聖堂が2階層まで建築されていたので、
まずは大聖堂の建築を行ってみそぎを果たす。
これでゲーム終了時のマイナス点は無くなった。

残りの手番は自分のサイコロを増やす事に専念。

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第5ラウンド、サイコロも3つに回復し、出目も好調。
終盤にはいってきて、他のプレイヤーが所持する実力者の種類についても考えを巡らせる。
影響力を貯めているプレイヤーが多いので影響力を点数に換える実力者が居そう。
しかし、市民を沢山置くという作戦をとっているCOQは、
影響点をリクルートにかなり使用しているので今更影響点を貯めるわけにもいかない。
エリアに市民を沢山配置しているというのもありそうだが、こちらも活性カードに配置しまくっているのできつい。

こなったら、捨てるところはとことん捨てていくのが良さそうだ。
影響点は0になるまで使ってしまおう。

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ということで、影響点を惜しみなく使用して市民を雇い、活動カードにのせる生活。
そして、ここでやっと第一ラウンドで仕込んだ黄色のサイコロで暴れる作戦も実行。
「金細工師」に駒をのせつつお金と勝利点を稼ぐ。
これは中々効率が良い。

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この時点で、COQの活動カード市民駒は5つ。
フィレンツェの男による最終ボーナスでは6つ置いている場合が最も高得点なので、あと1つ置きたい。
残すは他が全て埋まっているのに誰も駒を置かない「吟遊詩人」。

早く市民を置いて今回の作戦を完了し、ちりめん問屋の隠居を名乗りたい。

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ほどなく、念願通りに駒を配置してミッションコンプリート。
残りの余生は気まぐれに大聖堂を建設したり、金細工でお金を稼いだりして過ごす。

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第6ラウンドはそんな隠居生活をしながら横目でイベント対処の取り合いを眺めて暮らす。
実に穏やかでしなやかな余生。

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そしてゲーム終了!
ここでそれぞれの実力者カードの公開。

予想通り、影響点を名誉点に換える実力者とエリアに配置した市民を名誉点に換える実力者がいました。
残りの1人はお金を名誉点に換える実力者。

利用できたのはフィレンツェの男とお金の実力者かな?
諸々の名誉点を合計し、結果発表。

COQ:42点 海賊船:40 ほーまる:38 Mぎ:36

ギリギリの僅差で独り違う道を進んだCOQが勝利。
熱い戦いでした。

プレイ時間:150分

オススメ度:★★★★★★★★★☆

面白いと思ったゲームから優先的に紹介しているせいもあり、いつも書いているような気がしますが、面白いですこのゲーム。

一見、サイコロを使用した運の要素タップリの大味ゲームかと思いがちなのですが、サイコロの運を払拭するだけの戦略性に富んだ手段が用意されているので運が物を言う場面は少ないです。それどころか、上記のリプレイのように殆どサイコロを振らなくてもなんとかなってしまうというシステムが斬新で秀逸ですね。

作者が三人の名前となっていますが、人数のせいなのか実に隅々までケアが行き届いているという印象です。重箱の隅のほうまで色々な要素がキチンと絡み合っています。それらを利用した戦略がうまくいった時の感触は鳥肌ものです。

アグリコラやルアーブルと同様に、イベントや活動カードが複数枚用意されており、毎ゲーム違った展開が楽しめます。何回も遊べるように工夫されているのも好印象ですね。

さらに、コンポーネントもGOODです。木製の駒をふんだんに使用し、味のあるアートワークは中世の街を見事に表しています。カラフルなサイコロが踊る広場は本当にわくわくする見た目です。

長丁場のゲームですが、待ち時間もほとんど気にならないほど、次の1手を考えるのが楽しいゲームでした。

今期はブルゴーニュといいトロワといい、サイコロを使用したゲームの当たり年ですね!







日本語版は延期となったようです。
言語依存は殆ど無いので独版でもOK。



tendays.jpg
テンデイズゲームズさんにも
チラホラ入荷しているようです。
すぐ売り切れてしまいますが、
欲しい方は頻繁にチェックplz!