carcassonne-dice.jpg04-Apr-2011 ボードゲーム レビュー


カルカソンヌ ダイスゲーム

作者:Klaus-Jurgen Wrede
   Olivier Lamontagne
2ー5人用
対象年齢:8歳以上

 人型のカンケースがかわいい。
        ピエロはキモイけど。

カルカソンヌ発売10周年を祝して、記念版と共にリリースされたダイスゲームです。Spiele Offensiveにて購入しましたが、同時に発売されたphantom拡張(透明なミープル駒)がオマケで付いていました。特徴の一つである、人型のケースの上部には10周年記念のマークが輝いています。

箱を開けてみると、箱と同じ形の説明書が入っていてオシャレ。
9つのサイコロの下には、得点計算用のメモと鉛筆まで入っています。
メモとペンは別途用意する必要の有るゲームが多いですが、流石10周年。
まったく手を抜いていません。

付属のサイコロ9つは全て同じ物です。
4面に様々な街の絵が描かれており、残りの面には騎士(ミープル)とカタパルトが描かれています。

手番のプレイヤーはサイコロを全て振ります。
もしも、カタパルトが出てしまうと、そのサイコロは直ちに次の手番のプレイヤーへ渡ってしまいます。

カタパルトの処理後、残りの目をキープするかどうかを選択します。

街の目をキープした場合は、出目を利用して街を建設していきます。
騎士をキープする場合には、街とは別にしておきます。

次に、キープしなかったサイコロを振り直します。
こうして出た目を同じ様に処理します。

その後、キープしなかった目をもう一度だけ振る事が出来ます。
合計、3回までサイコロを振る事が出来る訳です。

一端キープして街を建設するために並べたサイコロの位置を組み替えることは許されません。
なんとしても、狙った形の出目を出す必要があるわけです。
3回の猶予を使い切るまでに、街を完成させることができれば、それに要したサイコロの数によって点数が得られます。

一方、騎士をキープしていき、3つの騎士をキープすることができると、次の手番の点数が倍になるというボーナスを得られます。また、その目印としてサイコロを一つ確保したまま次のプレイヤーの手番が始まります。少しだけですが、邪魔もできるわけです。ただしこの場合、街の得点はこの手番では得られません。ボーナスを得て手番終了です。

最初に42点を獲得したプレイヤーが出現した時点でゲームは終了します。

そうそう、一発逆転として「全ての出目がカタパルトだった場合、直ちにそのプレイヤーが勝利します」というのがあります。確率は6の9乗分の1のため、恐らく遭遇することは無いと思いますが、どんな窮地でも勝利する可能性が0では無いところにロマンを感じますね。

詳しいルールはこちらからどうぞ!

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内容物の様子。説明書も人型をしている。
この小ささで、メモとペンが付属していることに脱帽

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こちらはオマケでもらったPhantom拡張。
通常のカルカソンヌで遊べます。

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こちらが9つのサイコロ。
総プラスティック製で中々重たい。

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ドイツからの発送は、このゲームの同梱を待っていたせいで1ヶ月程遅れていました。
折角届いた最新のゲームなので、早速ナチと2人プレイにて。
サイコロゲームは大人数のほうが盛り上がると思うのですが、試しにね。

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さて、手番はナチから。
早速の一投!
カタパルトが1つ出てサイコロ取り上げ。
騎士が3つと残りは街です。
街はサイコロの辺同士の色が合う様に建設しなくてはいけません。

点数は、街の建設に使用したサイコロの数によって、
3個:1点、4個:3点、5個:6点、6個:10点、7個:15点、8個:21点、9個:28点
です。

いきなり騎士を3つキープし、次の手番の得点を倍にすることもできますが・・

ナチ「最初だからとりあえず街をつくってみる」

おー中々わかってるじゃない。

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そして、投じた二投目。
騎士1と街2。
既にキープした街(写真では5つのサイコロでできている)の位置はもう動かせません。
ここで出た2つの街の目を配置していくと・・・

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すんなりと7つのサイコロを使用した街が完成!
しょっぱなから15点を獲得するナチ。
案外、簡単?
そういえば、箱にはゲーム時間10分と書いてある。

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次にCOQの手番。
1投目で6つのサイコロを使用した街が完成。
10点獲得して終了。
9つもサイコロを振る事ができるので、街が出来ないということはまず無さそうな感触。

しかし、ナチは・・

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1投目からカタパルト3つ。

ナチ「何これー!? 酷くない?」

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サイコロを3つも取り上げられたナチはブツブツと文句を言う。
なんとか、5つのサイコロで街を作成し、6点獲得。

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その間、COQは着実に7個、6個と街を完成させていく。

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カタパルトに取り憑かれたナチは、まったく街を建設できない。
1投目で4つのカタパルトを出す攻城の達人と化すナチ。

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まったく出目に恵まれないナチは、6分の1の確率のカタパルトを5つも出せるほどに成長。

ナチ「何これ、何が悪いんだろう??」

COQ「まぁ、強いて言うなら悪いのは運だよね、ゲラゲラ」

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ナチがあまりにカタパルトに愛されているので、COQは試しに騎士を3つキープしてみる。
次の手番でも、対面のヒトは相変わらずカタパルトにもてあそばれているため、最後の手番で6点を倍にしてあっさり勝利。

COQ:47点、ナチ:21点

ゲーム時間、15分程度でした。

続けてやった2回目もCOQの勝利。
とってもあっさりしたプレイ感でした。

ナチ「ペソギソが恋しいよ・・」
(ペンギンパーティで盛り上がった後のゲームだった為)



オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆

数年前から発売は噂されていましたが、10周年でそれが現実となった形。

すごーくあっさりしたプレイ感。
熱狂が熱狂を呼ぶ、ヘックメックやキャントストップのようなサイコロゲームと比べるとアツさに欠けるような気がします。
決定的なのは、目が確定した瞬間のインパクトが弱いことか、勝つ為に得点を計算して冒険をしなくて済んでしまうことか。
手番に失敗しても、得点が得られないだけで失う物がないからでしょうか。

また、サイコロは総プラスティック製で手抜きの無い作りなのですが、その重さの為にコロコロと壮快には転がりません。ドサッと落ちる感じ。手の小さな子供は両手が必要でしょうね。

それにしても、サイコロゲームの醍醐味は大人数でサイコロを見つめ、出た目で一喜一憂すること。
次は、5人くらいでプレイしてみたいと思います。

ゲーム自体の作りには、まったく手抜きが無く好感は持てます。惜しい。