carcassonne.jpg26-Apr-2011 ボードゲーム レビュー


カルカソンヌ

作者:Klaus-Jurgen Wrede
2〜5人用
対象年齢:8歳以上

漢なら、でっかい街を作ろうぜ。
        それで負けるなら本望。

2001年ドイツゲーム大賞

ドイツゲームの傑作「カルカソンヌ」の紹介です。
あまりに有名なゲームですが、中々写真をとる機会がありませんでした。

ゲームの目的は、南フランスの街カルカソンヌに要塞都市を始めとした施設を作り、沢山の勝利点を得る事です。

ゲームのコンポーネントは得点ボードが1枚と各自の部下駒(人型の駒でミープルと呼ばれています)、そして沢山の街タイルです。

ゲームは1枚のスタートタイルから始まります。

手番で行う事は単純です。街タイルを1枚ランダムにひき、既に並べられているタイルの図柄に合う様に並べていき、今自分が置いたタイルに自分の部下を置くかどうかを選択するだけ。

部下は、都市/道/平地/修道院に置く事ができます。
右の写真のスタートタイルのように、都市/道/平地が1枚のタイル上に書かれている場合には、この中のどれかに置く事を選択できます。置いた部下は、その建物が完成するまで街に置きっぱなしです。

自分の部下を置いた建物が完成すると、その規模に応じて得点が入ります。建物を完成させるのは自分でも他人でもかまいません。もしも、1つの建物に複数のプレイヤーの部下が居る場合は、最も多く部下を配置しているプレイヤー達が平等に得点します。

ただし、(ここがこのゲームの肝です)駒が既に置かれている建物に、単純に自分の部下を送り込むことはできません。このような建物に自分の部下を送り込むには、一旦、将来的に繋がるであろう別の建物に部下を送り込み、違う手番で建物同士を繋いでやらないといけません。当然、空けておいたスペースは誰のものでもないので、意図とは違うタイルを配置され、シャットアウトされてしまうこともあります。

また、建物のうち平地だけは少し特殊なルールをもっています。平地はゲーム終了まで「完成」しません。平地に部下を配置したプレイヤーは、その平地に隣接している完成した都市の数だけ得点を得る事が出来ます。平地に配置した部下はゲーム終了まで手元に返ってくることはありません。

さらにゲーム終了時、未完成の建物に置かれた部下達も、完成した建物から得られる得点よりは少ないですが、得点を得る事ができます。

全てのタイルが無くなったら、街に配置された部下達による得点を集計し、最も得点を得たプレイヤーが勝利します。








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スタートタイル。
いつもゲームはここから始まる。




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こちらがスコアボード。
ミープルはスコアマーカーとしても活躍。




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実は2人プレイもアツい。
日本選手権や世界大会もあります。


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自宅にて、カジJJヒロシ、ナカと5人プレイ。COQは赤
正式ルールでは、タイルを幾つかの山にするような気がしますが、面倒なので適当にひいています。

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ゲームスタート。
早速、道を引くカジ
後半になればなるほど道オンリーのタイルには虚無感がつきまとう。
まぁ、序盤なのでOKじゃない?
後々うらやましがられるタイルになったけど。

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スタートタイルに合うように配置。
まずは道に配置して様子をみるカジ

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次の手番。
COQは都市の端っこ部分のタイルを引いたので、スタートタイルの都市の部分に配置し、部下を載せる。
この瞬間、2マスの都市が完成(都市の城壁が閉じた状態)したので、得点が発生して部下が返ってくる。
都市の完成は1マスにつき2点。完成せずにゲームが終了してしまうと1点にしかならない。

ヒロシ「オイシィーーッ おいしくないすか?それ。」

そう、部下はすぐに返ってくるし美味しい。とても他人にはあげられない。

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続くヒロシは2匹目の美味しいドジョウを捜して都市に配置。
JJは道に、ナカはいきなり平地に寝そべる。
平地に置いた部下は、わかり易いように寝そべらせる。

こんな感じでカルカソンヌの街は次第に大きくなり、ゲームが進んでいく。

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大概、最初はチマチマと都市が出来ていく展開。

右のほうに大きくなりそうな都市をヒロシが配置すると、そこへ便乗しようとJJが迫る。
便乗するには、都市が合併する前に駒を配置しておかなければならないのだ。

次々と出来ていく都市の達成感、タイルをひくドキドキ感、そして乗っ取り/便乗のしてやったり感がカルカソンヌの醍醐味。

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そこへさらに、ナカも便乗しようとタイルを並べる。
(便乗はいいけど、そのタイルを繋げたら完成は難しいのでは??)

ナカ「大丈夫です、便乗してみせます。」

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ここでナカは修道院を配置。
修道院は周り8マス(修道院を入れて9マス)にタイルが配置されれば完成。
タイル枚数分の得点を得る事が出来る。

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そうこうしているうちにヒロシは都市を占有すべく、2人目の部下を送り込む準備を進める。
ビッグシティをめぐる攻防に目が離せない。

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ゲームは中盤にさしかかり、今アツいのは平地の利権。
最初にナカが寝そべった平地は広がりを見せ、広大な平原へと成長している。
しかも、既に完成した都市が幾つも。平地は完成した都市1つにつき4点も獲得することができるので、勝利には欠かせない。
ナカ・JJカジが既に1つの部下を寝そべらせ、ヒロシもその一員になろうと、右端に部下を寝そべらせる。
平地に侵入する場合も、既にだれかしらの駒が有る場合は寝そべらせた後に繋げなければならない。

人知れず、ナカはまたしても修道院。

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そうはさせじ!とJJが2人目の部下を寝そべらせる。
しかし、その野望を成就させるタイルはかなり限定的。
恐らく、カジが初手に引いた道と同じものが必要なのではないだろうか。

JJ「カジ君、道を粗末にしちゃいかんよ」

はたして。

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続く手番、ナカはまたしても修道院。
この時点で、ナカのあだ名は修道士に決定。

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次第にタイルが少なくなり、平地勝負に終止符が打たれるかどうかが勝負の分かれ目に。
JJに平地を繋がれる前にもう一人寝かせたいヒロシヒロシにもJJにも来て欲しくないカジとナカ。
なぜか全員、ロード第2章(?何章だかわからないけど)をうたいながら語尾を強めてタイルをめくる。
なんとしても自分でひいて、終止符を打ちたい。
テーブルが燃えるようにアツい。

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そしてついに、JJが道をひき野望を成し遂げる。
広大な平地に単独で部下を2人送り込み独占。

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その平地になんとしても食い込もうとするヒロシ
ここもカジ初手の道タイルがくれば繋がる。

ヒロシ「カジ、道を粗末にするなよ」

なぜか罵られるカジ
はたして、同じ道はまだ残っているのだろうか。
ヒロシの歌声に力が入る。

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そんな中、見当違いのタイルを引く修道士。
全タイル中1枚しかない、都市の拡張を運命付けるタイル。
流石修道士、スケールが違うぜ。

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そして、タイムアップ!
2度目の奇跡は起らず、平地はJJが独占して終了。

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結果はやはり、平地の独占が勝負を分ける。
完成した都市による平地ボーナスで一気に得点したJJが得点ボード2周目に突入して勝利。
道をひくことができていればヒロシの勝利、と僅差の勝負でした!

タイルをひくのに力を込めすぎて疲れました!

合計 JJ:56 修道士:45 ヒロシ:43 COQ:38 カジ:33

プレイ時間60分



オススメ度:★★★★★★★★★★ 鉄板!
初心者にも!
子供と一緒に!

友人が持って来てくれたこのゲームを初めてプレイしたとき、ボードゲームの無限の可能性にめまいを覚えました。

「こんなの初めて」

本当にそんな感想だったと思います。
カタンで始まったボードゲームへの興味は、カルカソンヌで確定的になったのだと思います。

ルールはカタンよりも少しシンプルで、初めてボードゲームをプレイする人に勧めるならば、こちらのほうが良いかもしれません。ボードゲームと言えば人生ゲーム、という方ならば、このアイデア、美しさ、そして楽しさに私と同じめまいを覚える事でしょう。

都市を完成させる達成感や駒が得点ボードを駆け抜ける爽快感、タイルをめくるドキドキ感でもう1回、もう1回とプレイが重なると思います。

ドイツゲームに興味をもったなら、まず最初に揃えて損の無い作品です。

もの凄い数の販売数を誇る本作ですが、その人気に応じる様に追加キットも沢山でています。新たな建物が登場するものや、6人プレイを可能にするもの、建築士駒が登場するものなどその内容は様々です。どれも中々よく出来ているようなので、カルカソンヌに特化して楽しむ事もできますね。

それにしても、2001年のドイツゲーム大賞受賞作ということは、あれからもう10年も経ったのですね。早いなー。

追記:ちなみに「カルカソンヌ2」もあります。
















メビウスゲームズさんから発売されている
日本語版のカルカソンヌ。


拡張キットは外国語板でも平気です。
この基本セットは6人プレイを可能に。


個人的には建築士のルールが好きです。
展開がスピーディになる感じ。