oldman.jpg12-Apr-2012 ボードゲーム レビュー


森の老人たち

作者Martin Wallace
3〜4人用
対象年齢:10歳以上

収益は、オランウータン基金に寄付されます

マーチン・ワレスがボルネオのオランウータンを救うためにデザインしたカードゲーム。
ゲームはメイフォローのトリックテイキングゲームです。

マストフォロー:可能ならリードのスートを踏襲しなければならない
メイフォロー:リードのスートに縛られない

というような意味です。

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主に使用するのは5スートの1〜10までのカード。
それぞれに、絶滅の危機に瀕するオランウータンに関わる絵柄が書かれています。

これを各自に10枚ずつ配り、手札とします。

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ゲームは10ラウンド。
各ラウンドで、リードプレイヤー(最初に出す人)から順番に任意のカードを出していきます。
出すカードは完全に自由です。
スートにも数字にも制限はありません。

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人数分のカードが場に揃ったら、誰がカードを獲得するのか判定します。
1番大きい数字を出したプレイヤーと2番目に大きな数字を出したプレイヤーが、
順番に1枚ずつカードを獲得していきます。

この際、自分の出したカードを獲得することは出来ないというのがポイント。

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カードを獲得したタイミングでのみ、場の得点カードを獲得するチャンスがあります。
今まで集めたカードを利用し、場の得点カードと全交換を行います。

対応するカードを持っていれば、交換が行えるわけですが、
余ったカード分は、その時点でマイナス点が確定してしまいます。

場に出ているカードを睨みながら、不必要なカードをなるべく取らない様にしなければなりません。

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余ったカードは基本マイナス1点。
ただし、何にも交換することのできない森林伐採カードはマイナス2点です。

森林伐採カードのマイナス点は大きいので、如何にして他人に取らせるかが鍵です。

こうして10ラウンドを行い、最も勝利点を獲得したプレイヤーが勝利します。

詳しくは、こちらにルール和訳を用意してあります。


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色々なゲーム会にて、4人戦を2ディール、3人戦を8ディール程やってみた。

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自分のカードを獲得する事は出来ないというルールを最大限利用して、
必要ないカードや森林伐採カードを如何に相手に取らせるか。

その中で、自分は如何にしてロスを出さずに得点カードを獲得するか。

特に前者は、メイフォローのシステムのなせる技でした。

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆

メイフォローのトリックテイキングゲームというのは、人を選びます。
嫌いな人はまったく肌に合わないようです。しかも、鬼才ワレス・マーチンの作ともなれば、見る目もおのずと厳しくなるでしょう。猛者ワレサー達は、時ににわかワレスゲーマーへ「ひよっこはビュッフェの戦いや森の老人たちがお似合いだぜッ!」等と言うかもしれません。

当初4人で遊んだ時には、「森林伐採カードを取らせる」という行為が中々成立しないことから、マイナス点を出さない様にカードを獲得するだけのゲームかと思っていました。ところが、後日3人でプレイしたところ、”自分のカードは取れない”というルールがとても良く機能し、意図的にカードを取らせる事が出来るゲームであることがわかりました。この時から評価が少し変わりました。

このシステムなら素直に潔く3人専用とするか、4人プレイ時には3番目のプレイヤーまでカードを取らなくてはならないことにすれば良かったのではないかと思います。

とはいえ、3人プレイであれば、とても手軽で面白いゲームです。3人プレイがまだの人は、是非体験してみて欲しいと思います。厳しい評価を下すのはそれからでも遅くありません。そして、俺ぐらいのゲーマーになってくると、同時にオランウータンも大事にしちゃうよ、と。


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