Verflixxt.jpg12-Feb-2012 ボードゲーム レビュー


Verflixxt!(勝利への道)

作者Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
2〜6人用
対象年齢:8歳以上

真の邦題は”く○ったれ!”

エルグランデのタッグによるすごろくゲーム「勝利への道」です。
ただのすごろくゲームではなく、「我慢すごろく」という名称が似合う感じ。

このゲームには、通常版の他にコンパクト版が発売されています。
(カード版等もありますが、割愛)

手番ではサイコロを振り、3つある自分の駒のうち何れかを進めるわけですが、
自分の駒が移動した後に誰もいなくなるタイルは獲得しなくてはなりません。

verflixxt6.jpg(クリックすると拡大します)
タイルにはプラス/マイナス/ラッキータイルの3種類があります。
プラスタイルは取りたいし、マイナスタイルは取りたくない、ラッキータイルも欲しい、
という中で、どれかの駒は動かさなくてはなりません。

欲しいタイルにいつまで居座れるか、我慢比べです。
ラッキータイルは、マイナスのタイルと組み合わせると得点をプラスに変換してくれます。

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ゲームボードはタイルを組み合わせて毎回ランダムに作成します。
通常版はコンパクト版よりもタイルの数が多くなっています(通常32、コンパクト:26)。
また、プレイ人数も6人まで(コンパクトは4人まで)となっています。

タイルに書かれたイラストがシュールで、見ていて飽きません。

verflixxt3.jpg(クリックすると拡大します)
ゲームには、プレイヤー駒の他に番人駒も登場します。
ゲーム開始時は、ラッキータイルと大きなプラスタイルにのった状態でスタートします。
(コンパクト版はちょっと少ない)

番人駒がのっているタイルは獲得することができません。
しかし、誰かのプレイヤー駒が同じタイルにある場合、手番のプレイヤーは番人駒を動かすことができます。

どうしても自分の駒を動かしたくない時、代わりに番人駒を動かすことができるのです。

こうして、なんとか自分の欲しいタイルに居座り、タイルを獲得していきます。
全員がゴールした時、最も得点を獲得しているプレイヤーが勝利します。

verflixxt5.jpg(クリックすると拡大します)
ところで、何故今このゲームを紹介したかと言うと…
コンパクト版には、「ムシヴァリアント」という拡張ルールが同梱されています。
このヴァリアントでは、ゴールへ到達するだけでなく、
後ろから追いかけてくるムシから逃げる事も大事になっています。

サイコロの目が「1」か「2」だった場合、自分の駒の移動に加えて、
ムシ駒を動かすことができます。

詳しくは、こちらに「勝利への道 コンパクト」の和訳を用意しましたので参照してください。

verflixxt4.jpg(クリックすると拡大します)
ムシ駒は別に用意しても良いですし、通常版には沢山の駒が入っているので
それを流用しても良いと思います。

さらに、TGIWにはデザイナーが考案したヴァリアントルールが公開されています。
中でも4つ目のヴァリアントはゲームを超戦略的に変更するものです。
是非試してみて下さい。

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TBGL宮原ゲーム会にてちきさん、流さんの3人で「勝利への道 コンパクト」。
COQは赤。

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コンパクトという名前だけあって、タイルは大分小さめ。
ムシヴァリアント適用のため、ムシ駒が居ます。

コンパクト版は、3人プレイから駒が1人2つになるみたい。

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実はかなり昔の写真のため、あまりゲームの展開は覚えていない。
その分、つい昨日プレイした通常版+ムシヴァリアントの展開を踏まえて書くと、
どちらも我慢比べと迫り狂うムシの間で笑いが絶えなかったような希ガスる。

なるべく盤面に留まったほうが有利なので、出目は小さいほうが良い。
番人駒を動かせる時は積極的に。

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最後、2つある駒を両方ボードに残したCOQが独壇場でタイルを獲得し、終了。

COQ:16 ちき:13 流:13

プレイ時間:20分

オススメ度:★★★★★★★★★☆

実はこのゲーム、ムシ拡張を知るまでは、もっさりとしたゲームだなぁ…と感じていました。でも、ゲーム会でコンパクト版を触らせて頂き、評価は一転。同じ様に感じていた人がいたらもったいないなーと思い、ヴァリアントを紹介するためにページを起こしました。

欲しいタイルに出来るだけ長く居座り、他人が動かざるを得ない状況を待ってタイル獲得する。その際の、早く動けよ、いやお前が動けよというやり取りが楽しい。動かざるを得ないかと思ったその時に、移動先にさらなる良いタイルが合った場合や、他人の邪魔が出来た時のニヤリ感も。

しかし、これだけのためには、少し長いと感じるタイルの多さでした。そこにムシが追いかけてくる緊張感が加わったことにより、劇的にゲームの味が複雑になった感じです。ゲームの展開がスピーディかつサイコロの出目に意味ができました。サイコロの目に意味があるというのは非常に重要な要素です。

ムシヴァリアントは通常版にも適用可能なので、どちらでも楽しめると思います。懐と保管スペースに優しいコンパクト版もお勧めですが、お正月等に家族で楽しみたい場合には、タイルも大きく、適用人数が6人まである通常版もお勧め。これは面白いですよ。プレイ時間も適度だし。

コンパクト版は、3〜4人用から駒が2つとなるためか、十分な数の駒が同梱されておらず、2人プレイでは駒の色が限定されてしまいます。通常版も5〜6人プレイでは駒の数が減りますが、好きな色が選べるようになっています。